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zoom RSS キャロル・ウェルスマン / INCLINED

<<   作成日時 : 2005/11/07 20:35   >>

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 大好きなアーティストを悪く言われるのは、どんな人にとっても気分の悪いものですよね。どこの誰とも分からない他人様の知ったかぶりの御講釈なんて、何があっても聞かされたくもないもんです。なのにその疎ましい会話は、無遠慮にズカズカと僕の耳に無理矢理入り込んで来ます。

 あのね、今あなたが偉そうに「コイツはダメだよ」なんて、お気楽にご批評なさってるアーティストのファンは、思いがけずすぐそばに居たりするもんなのですよ。他人を不快にさせない為、言動にはくれぐれも気を付けましょうね。ムカムカ〜!!。

 と言う事で、今日はキャロル・ウェルスマンの2nd『inclined』を怒り(?)の強力プッシュ!。

Carol Welsman's official web site : http://www.carolwelsman.com/
※上記サイトは音付きサイトです。

【 Jazz Vocal 】
Carol Welsman
『INCLINED』
(1999)

01.BEYOND THE SEA (Lawrence / Trenet)
02.SAMBA DE UMA NOTE (Jobim / Mendonca)
03.FEVER (Davenport / Cooley)
04.LA FIESTA (Corea)
05.INCLINED (Welsman / Dixon)
06.I'LL BE AROUND (Wilder)
07.FAIS COMME I'OISEAU (Carols / Jocafi / Delanoe)
08.WING TO FLY (Musumarra / Welsman)
09.NEW DAY (Welsman / Cetinic)
10.TWINKLE TWINKLE LITTLE STAR (Tradtional)


 コトはこうなのです。
場所は都内某大手CDショップのジャズ・ヴォーカルのコーナー。棚の前には冴えない中年オヤジが二人(自分のことは棚に上げ、ですが・・・苦笑)、あーでもないこーでもないと話し合っていいます。一人はあまり詳しくないようで、もう一人に「これはどう?」「じゃ、こっちは?」なんて具合に尋ねています。訊かれた方がそれに答えて、ペラペラと知識をひけちらかしているのですが、これが皮肉ばっかり言うタイプの、見るからにヤ〜な感じのオトコ。
 まぁ、それでもこちらはそんなの関係有りませんから、気にも掛けずに自分が欲しいネタを物色して居りました。

 しかーし、その直後。
「あ〜、そんなの聴くんだったら初めからダイアナ・クラール聴きなよ。ダイアナが売れたからって後追いでデビューしたそっくりさんみたいなもんだから。もっとも俺はダイアナ・クラールも好きじゃないけどね〜」って言う皮肉オトコの発言に、僕の耳はピク〜〜〜!っと反応してしまいました。振り返って見ると、ソヤツの相方が手に持っているのは、やっぱり・・・・・・。

 それが今日ここでご紹介したいキャロル・ウェルスマンその人のCDだったのです。
 おぢさんたち、お店の中では他の人に迷惑掛けないように静かにしないと、終いにゃぶつよ〜!!!(怒)。


 キャロル・ウェルスマンはカナダの出身で、バークリー音大に学び、ピアノを弾きながら歌う、長身でブロンドの女性ジャズ歌手です。でも名前を出さずにこう書き連ねてみれば、まず大概の人はきっとダイアナ・クラールを頭に思い浮かべてしまうでしょうね。年格好も近く、プロフィールさえ同じようなキャリアを持つキャロルは、残念ながらこの先も当分の間はダイアナと比較され続けて行くんだろうなぁ。

 母国カナダでは95年にアルバム『Luck To Be Me』でレコーディング・アーティストとしてデビューしたキャロルは、97年に今日ここで取り上げている2nd『INCLINED』をリリース。この2作が続けてカナダのグラミー賞と言われるJUNO AWARDにおいて、Best Contemporary Jazz Albumにノミネートされるなどして評価を高め、以降は99年『SWING LADIES, SWING』01年『HOLD ME』と、2年に1枚の堅実なペースでアルバムを発表し続けている実力派。
 やがてカナダ国内での活躍がアメリカのシーンにも知れるところとなり、2004年にjazzの名門SAVOYレーベルより、『THE LAGUAGE OF LOVE』で、ついに念願のワールド・デビューを飾り、ようやく我が日本にも本格的に彼女の歌声が紹介されることとなったわけです。

ザ・ランゲージ・オブ・ラヴ

ザ・ランゲージ・オブ・ラヴ

  • アーティスト: キャロル・ウエルスマン
  • メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/02/25
  • メディア: CD

↑こちらは昨年発売で日本デビュー盤となる最新アルバム。
※輸入盤はジャケット違いになります。



 もしもキャロルの作品が、ダイアナ・クラールがこんなにもブレイクする前に日本やアメリカできちんとした形で、もっと多くの人に紹介されていたのなら、少なくともダイアナ・フォロワーとしては取られなかったでしょう。ダイアン・リーブスとカサンドラ・ウイルソンのように、同世代の良きライバルと目されたかも知れません。でも現実は大きく違ってしまいました。今のダイアナは、ジャズ・シンガーとしてはあまりに大きく特別な成功を収めた大スターです。比べられるキャロルには余りにも分が悪い。

 僕はダイアナもデビュー当時から聴いているけれど、両者を比較してどっちがどうだとかなんて考えた事も有りませんでした。例えばタイトル・チューンのD“INCLINED”などは、云うならばよりジャズ色の強いマリリン・スコットみたいなイメージと云ったらお分かり頂けるかなぁ・・・。大らかにふんわりと雲に乗る様な心地に浸れるG、まるでパット・メセニーの楽曲に歌詞を乗せたかのような爽やかな疾走感のHなどは本当に是非とも聴いてみて欲しい曲。スタンダードを中心に歌って来たダイアナと、自作を含めコンテンポラリな作風とアレンジに才の有るキャロルは全くの別のタイプなのだと云う事がとても分かり易く理解して頂ける筈なのです。

 でも、残念ながら、それはこの2ndアルバムを聴いて来た人だけが思い至る部分なのであって、最新作からキャロルを聴いてみた人には感じ得て貰えないところなんだろうなぁ・・・。こんな意地の悪い声を払拭する為にも次作はオリジナルの比重を増やしてコンテンポラリ色を強めてみたらいいのに、なんて僕は思っているのだけれど・・・。

 とは言え、スタンダードも悪いワケじゃないですよ。この2ndのE“I'LL BE AROUND”Guido Bassoのフリューゲルホーンの素晴らしいソロもあって本当に見事なトラックだし、余りにオトナのムードに溢れるコーラス仕立てのトラディショナルIも秀逸。彼女をきちんと評価するのならば、先ずは是非こちらのアルバムから!、ですね。


※残念ながら05年11月7日現在、Amazonではこのアルバムの取り扱いがありません。試聴は彼女のweb-siteで行えます。国内販売はHMVにて購入可能(→このアルバムの紹介ページ。コンテンポラリ系ヴォーカルファンに絶対的お薦めです!!!

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コメント(2件)

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ゆー。さん、はじめまして。
コメント頂いて嬉しいです。

こちらもササッとですが、先ほどゆー。さんのブログ拝見させて頂きました。コメントさせて頂きたいような記事も幾つかお書きでしたので、再度ゆっくり訪問させて頂きますね。

Breezin'のお客様で横浜ご在住でらっしゃるとのこと。いつか実際にお目に掛かれるかもしれませんね!。
今後ともよろしくお願いします。
yk2
2005/11/10 12:50
ゆー。さん、こんばんは。

えっ、Amazonで買えましたか?。
記事UPした日には検索で出なかったのになぁ〜・・・(汗)。
でも、気に入って貰えたなら何よりです(^^。
yk2
2005/11/15 20:51

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