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zoom RSS イヴォンヌ・サンチェス / INVITATION

<<   作成日時 : 2005/08/10 00:04   >>

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 鯔背(いなせ)。粋で威勢がよく、さっぱりとして男らしいさまや、そのような気風をさす言葉。 そんな言葉だから、女性に対して用いるのが適切でないことは充分に心得ているのです。でもこんなに小粋に格好良くスイングしてる“MY ROMANCE”聴かせられちゃうと、つい思わず口から出ちゃいそう。
「よっ、ねえさん鯔背だね!」ってね。

 コイツはここ数年でも五指に入るお気に入りのヴォーカル・アルバムになりそうです。

【 Jazz Vocal 】
Yvonne Sanchez
『INVITATION』
(2005)

01.OLD DEVIL MOON
02.THE WAY YOU LOOK TONIGHT
03.IN A MELLOW TONE
04.FEITICO DE IRENA
05.MY ROMANCE
06.INVITATION
07.NICA'S DREAM
08.ALL OF ME
09.I'LL REMEMBER APRIL
10.LOVER MAN
11.WELL YOU NEEDIN'
12.DINDI
13.AUTUMN LEAVES

■Yvonne Sanchez (vo), Robert Balzar (b), Stanislav Macha (p), Filip Jelinek (tb), Radek Zapadlo (ts), Ernesto Chuecos (g) 録音2002年1月


 「おっ、これまた随分と僕の好きな歌ばっかりずらりと並べてくれてるヴォーカル・アルバムだなぁ〜」。店頭で初めてこのイヴォンヌ・サンチェスのアルバムを手にした時、彼女の名前も声も何も知らないのに、どうしても絶対に欲しくなってしまった。僕の大好きなE“INVITATION”を歌い、かつアルバムタイトルにしているこのエキゾチックな容姿の女性は、いったい何者なんだろう?。
 むむっ!、それに女性ジャズボーカルファンならちょっと騙されてみたくなる(?)、CDの包装や帯にちょこんと付けられたハートのマーク。これは主にヨーロッパ各地から小回りを利かせた独自のバイングでなかなかに面白いジャズ作品を日本に紹介してくれているgats Production「女性ヴォーカル万歳」シリーズではないか!!。ここはコニー・エヴィンソンなど容姿端麗かつ実力の有る女性ヴォーカリストを次々に国内にリリースして、美人歌手にからきし弱い日本のジャズ・ヴォーカル好きなオトコどもを続々と調略していると言う、最近特に注意すべき、にっくき(笑)インポーターなのだ。


 本作の主役、イヴォンヌはポーランド生まれだが半分キューバの血を引いているのだそうだ。黒い髪とキリッとした強い眼差し、セクシーな唇のエキゾチックな美しい顔立ちはその為らしい。1994年から活動拠点として、音楽の都として環境の整っている隣国チェコのプラハに惚れ込んで移住、以降現在に至っている。98年にはチェコのヴォーカリスト・オブ・ザ・イヤーに選出され、ドイツ、イスラエル、ポルトガル、フランス、キューバ、ブラジル、そしてアメリカと海外をツアー。その存在を徐々に各国のジャズ・シーンに知らしめ始めると、2002年1月に録音された本作がチェコのグラミー賞とも言える国内賞にノミネートされるなど、確実にその評価を高め続けている。(要旨ライナーより)


 彼女の魅力はその容姿もさることながら、やはり歌の巧さと声の表現力。鯔背などと冒頭に書いたので、彼女の歌の全てがさっぱりとしたイメージなのかとも思われてしまうかも知れないが、それはちょっと間違い。ゆったりとしたスロー・テンポで歌われる@などはなかなかに艶っぽい。ベタベタした甘さは無いが、ちょっとハスキーな声がとてもセクシーに響くのだ。軽快なAは抑揚を利かせた余裕の節回し。御機嫌なソロを取るピアノのスタニスラフ・マハとベースのロベルト・バルザール、ドラムのジジ・スラヴィチクのトリオの演奏も素晴らしい。エリントンBでのリラックスしたムードの歌唱もラデク・ザパドゥロのテナー・サックス・ソロも捨てがたい。Cは唯一のイヴォンヌのオリジナル。自らのルーツを色濃く感じさせるタンゴ調で哀愁を込めてしっとりと聴かせる。
 で、次が冒頭に書いたDなのだが、アップ・テンポで軽快にアレンジされたこの曲で彼女は実力を余すことなく発揮する。ハスキーな声を活かした、それこそ鯔背なボーカル。素晴らしいスキャット・ソロ。まさに拍手喝采の出来だ。一転シックにせまるメローな味わいのタイトルチューンE、スローでちょっぴり翳りを感じさせるアレンジのG、ラテンタッチで抜群にスインギンなH、あくまでもボッサのモードに則りクールに歌われながらも、とても情感豊かに響くロマンティックなKなど、全編に渡りお薦めしたいトラックが溢れかえっている。


 きれいな人(・・・に見えるように撮られたもの、も多々ありますけどね)に負けて相変わらずジャケ買いしてしまうおばかなワタクシでは有りますが、このイヴォンヌ・サンチェスは間違いなく、「当たり」です。スタンダードのアレンジもちょっとだけヒネってあったりして、チョイスは一見毎度お馴染みの有名曲ばかりだけど、解釈が新鮮で聴いていて飽きないし、なによりバックも含めてスイング感に溢れまくってるトコがまた好いんだな〜。この作品での、日本では無名のチェコのミュージシャン達の素晴らしいサポート・プレイには本当に注目に値しますね。我々にとっては馴染みがとても薄いけど、欧州ジャズおそるべし、です。
 兎にも角にも、HMVやタワーでは試聴機に入っていることも多いようですので是非一度試しに聴いてみて下さい。きっとレジに連れて行きたくなると思いますよ!。大推薦盤!!


インヴィテーション
インヴィテーション(イヴォンヌ・サンチェス/Gats)

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