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zoom RSS 自由が丘のアンクルトムと中村善郎と着物の女性

<<   作成日時 : 2005/07/08 02:54   >>

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 もう4年くらい前に無くなってしまったのだけれど、自由が丘にアンクルトムというこぢんまりとした洒落たjazz clubが有りました。僕がその店に初めて行ったのは今から15〜16年前。もしかしたらそれ以上かな。あんまりにも昔だから記憶ももう定かでは無いのだけれど、週5日くらいは生演奏が有って、演奏の無い日はなかなかに美味しい料理だけでも充分に楽しめた、ちょっと隠れ家っぽい雰囲気の素敵な場所でした。

 誰かのライブを決め撃ちして観に行くわけでなく、ふらっと立ち寄って「お酒+食事」にjazzが付いてくる、と云った具合の使い方をしていたので、どんな方が演奏していたのかなど殆ど覚えていないのですが、割合レギュラーのようによくピアノを弾いていた女性が居て、この人が僕の好きなライル・メイズ“AUGUST”を演っていたりしたのが妙に嬉しくって、次にもしこの人が演奏する日にこの店に来たのなら、この曲を是非もう一回聴かせて貰える様リクエストしてみよう、なんてずっと考えてたのを何故か今も鮮明に覚えています。実際は何となく気恥ずかしくて、リクエストなんて一度も出来ませんでしたが・・・(苦笑)。


 何年か暫く足が遠のいていたのだけれど、2000年11月3日のこと。
休日の午後、銀座の山野楽器で行われた音楽ライター・中田利樹さん主催のAORがテーマのトーク・イベントに出掛けたその帰り、ボサノヴァ・シンガー、ギタリストの中村善郎さんのライブが有ることを知って、ひとりでふらりと立ち寄ってみました。

 到着した時点で既に演奏は始まっていて、狭い店内はお客さんでいっぱい。入り口すぐ右の2人掛けの小さなカウンターにひとつしか空きの席が有りません。
 「今までこの店でこんなに満席の日に当たったことなかったのに・・・」
ただでさえ人見知りの激しい僕は、相席とかが極端に苦手。それなのに空いてるカウンター席の隣には何故か場違いな着物姿の、涼風真世風の綺麗な女性が一人・・・。
「うわ・・・、参ったなぁ」と思いつつ、ここしか空いていないんだから仕方無いよね(他意はなかったです・・・笑)。
「ここの席、よろしいですか?」と一応ひとことお断りを。「ええ、空いてますよ」とその女性。
まぁ、ファースト・セットが終わればきっと席に動きもあるだろうと思いつつ、諦めてその席に着きました。


 中村善郎さんをナマで観るのはこの夜が初めてでした。爪弾かれるナイロン弦は優しく響くけれど、表情はほとんど変わらず、随分とクールに歌う人だなぁと思ったのが第一印象。隣で軽やかにフルートを吹く井上信平さんがニコニコしているのと全く対照的でしたね。どっちかと云えば、無愛想に思えたくらい。

 1曲終わりました。

 すると、若い女性達から大きな拍手と歓声が。「先生〜、素敵!。」
この声にさっきまでクールに目を閉じて歌に没入されていた中村さん、にっこり。どうやら、この日のライブには中村さんが教えてらっしゃる?ボサ・ノヴァかギターの生徒さん達が大挙訪れていたらしいのです。さっきまで神経質で冷たそうにも見えていた中村さん、MCになると語り口が穏やかで、ほんとに感じが良かったんですよね〜。実はとても笑顔の素敵な優しげな人だったのです。

 こう思ったとたん、ゲンキンなモノで僕の耳に彼の声はもう違って聞こえ始めます。クールに感情を押し殺していたように思えていた声は、そっと、深く、静かに、そして優しくなる。オーディエンスに生徒さんが多かったせいで、曲の説明をその都度丁寧にしてから歌う中村さんに、ああ、こんな人にボサノヴァ・ギター習えたらいいのになぁ・・・って、本気で思っちゃったもんね。


 そのセットが終わって休憩時間、僕はお店のご主人にピザとワインを注文しながら「中村さん聴くの初めてなんですけど、素敵ですね」と話しかけると「そうでしょう。CD即売してますから、良かったら是非」と云われて早速購入したのがこの『SIMPLES』
 カウンターでピザを頬張りながらそのCDのライナー・ノーツを読んでいたら、中村さんが飲み物のオーダーがてら隣にやって来て、「有り難うございます。良かったらサイン入れますよ」と仰って下さったのでインナーにサインも頂きました。結構ミーハーなクセに絶対に自分からサイン下さいなんて、クチが裂けても言えないワタクシですから、これは嬉しかったな〜(笑)。
 すると、そのサイン貰ったCDを話のタネに、隣の着物の綺麗な女性さんから話しかけられちゃったりして。話した内容なんてちっとも覚えてないけど、何故か話が弾んじゃって、ついついついでにワインもガブガブ(・・・おばか)。

 ああ、あの頃はまだ僕も・・・・・・なぁ・・・(意味不明<苦笑)。

 そんなコトがあって、中村善郎さんを聴くとあの晩飲み過ぎた白ワインに美味しかったピザと、着物でjazzを聞きに来ていた綺麗な女性が居た、あのアンクルトムを思い出さずにはいられないのです。

 好い店だったのになぁ・・・。


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ボサノヴァ
銀座のThe Swing Cityへ行った。 出演は、中村 善郎g.vo・城戸夕果fl・津垣博通p・コモブチキイチロウb・黒田清高ds。 出演者のプロフィールはぜんぜん知らずに出かけたんだけど、なかなか楽しませてもらった。 大好きなボサノヴァ。 ...続きを見る
Manbou swim_swim
2005/07/08 18:33

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ステキな思い出ですね〜。
読んでいて幸せな気分になりました。

もしかしたら中村さんは、対照的なキャラの共演者を選ぶことで、ライブのバランスをとっているのかもしれませんね。

私のしょーもない記事からもTBさせてくださいね♪(vv)
Manbou
2005/07/08 18:32
Manbouさん:
 コメント&TBありがとうございます。その後もずっと愛読させて頂いてますよ〜。

 これが素敵な思い出かどうかは解りませんが、とても印象に残った1日であったのは確かです。これ読んだ友人から、単に美人に話し掛けられたのが嬉しかっただけでは?と、メールで突っ込み入れられてます。もろ図星だったりして・・・(苦笑)。

 中村善郎さん、今度ケイコ・リーとmotion blue YOKOHAMAに出演されるんで久々に観に行ってみようかなぁ。でもケイコさんは割とクール系らしいので(観たこと有りませんが)、対照的キャラではないですよねぇ・・・。バランスが心配です(笑)
yk2
2005/07/09 10:21
わ♪いつも読んでくださってるなんて感激☆
ありがとうございます。(*^-^*)

居心地のいい場所に、いい音楽、おいしい料理&お酒、そしてステキな人との楽しい会話・・・そんなシアワセのミルフィーユみたいな思い出は、やっぱり素敵です〜。

ライブは9月ですね。こないだラジオで綾戸智絵さんとケイコさんのトークを聴いたんです。綾戸さんといえば、関西弁バリバリの元気印お姉さまですが、ケイコさんは・・・負けてませんでした。(笑)
Manbou
2005/07/10 08:36
Manbouさん:
 再度コメントありがとうございます。さすがカタカナの形容、お上手ですね。「シアワセのミルフィーユ」って・・・、なんか美味しそう(笑)。

 それにしても、綾戸智絵さんと好い勝負ってコトは、かなりすごいってコトですよねぇ、ケイコ・リーさんも・・・って、二人揃うと本当にウルサかったでしょう、その放送ったら・・・(苦笑)。
yk2
2005/07/11 00:57

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