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zoom RSS ドン・グルーシンのライブDVDはフュージョン・ファン必見!

<<   作成日時 : 2005/02/11 23:52   >>

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 こんなDVDが国内発売されないなんて、なんともはや悲しくなる。80年代のL.Aフュージョン・ファン、特にリー・リトナー周辺人脈が好きな方は絶対に見逃さないで欲しい。メンバーも演奏もリーの『OVERTIME』に引けを取らないレベルのライブ映像作品だ。煽るワケじゃないけれど、国内の輸入盤在庫もそう豊富じゃないみたいだから、もし気になるなら急いだ方がいいかもよ〜。

 
※輸入盤ではあるけれど、リージョン・フリーで国内DVDプレーヤーやPCで再生可能です。



【 Crossover / Fusion 】
Don Grusin / 『THE HANG』 (2004)

 僕がこのドン・グルーシンのライブ作のリリースに気が付いたのも偶然に、だった。
ドンは昨年、日本のクラウンレコードから、久々のリーダー・アルバムとなる『トラベリング・ファンシー』というピアノ・トリオでのジャズ・アルバムをリリースしている。このアルバムのことをwebで調べようと思ってNetをウロウロしていたら、amazonに『THE HANG』という見慣れないアルバム・ジャケットが載せられているではないか。どうやらこれはライブ・アルバムらしいのだが、詳しいことは判らない。何か他に情報は無いかと探してみた。そこで次に訪れてみた渡辺貞夫さん関連の、個人の方が運営されているwebに掲載の情報に拠れば、どうやらそのレコーディングはCDのみならず、豪華メンバー出演のライブDVD作品が発売されているということが判ったのだ。

 ええっ、amazonにはそんなもん載ってなかったぞ〜?と思い、他の大手CD-Shop2社で検索を掛けてみるが何も引っ掛からない。仕方なく再度amazonで調べてみる。「ドン・グルーシン」と打ってDVDを検索するも、おいおい、それにはドンは出てないんじゃないの???の、リー・リトナーの『OVERTIME』が出てくるのみだ。

 日本のamazonでは買えないのかなぁ〜と諦め始めて、ふと思った。あれ、ちょっと待てよ、今度は「Don Grusin」とアルファベットで入力してみると・・・・・・。あるぢゃーないですか〜、ちゃんとに!。あぶない、あぶない。こんな些細なコトで見つけられないところだったよ。このへんちょっと検索改良して欲しいもんですよね>amazonさん


 しかしまぁ、メンバーを見て驚いた。ざっとあげてみると、ドン・グルーシンと実兄デイブ・グルーシン(p,key)はじめ、ギターにリー・リトナー、リカルド・シルベイラの二人。リズム隊がハーヴィ・メイスン(dr)、アレックス・アクーニャ、オスカー・シートン(dr,per)、エイブ・ラボリエル、ネーサン・イースト(b)の豪華布陣に加え渡辺貞夫、アーニー・ワッツ、ネルソン・ランジェルのサキソフォン・プレイヤー達。そしてそしての、ヴォーカリストにパティ・オースチンとフィル・ペリー!。まるで80年後半90年前半のGRPオールスターズに貞夫さんがゲスト出演しているようなものだ。これで全14曲、税込み\2,164円(ただし、価格変動有りらしいのでご注意を)なんだから絶対に買うでしょう、ファンならば!!!。


 webで得た情報に依ると、2003年の9月22日〜24日の日程で、観客を入れたシークレット・ライブ'形式のクラブで収録は行われたらしい。1年以上前のレコーディングであることにまず吃驚。それならリー・リトナーのDVD企画より半年も早いことになる。リーはこのセッションにお呼ばれして、だいぶ触発されたと思っていいのかな?。だってドンの音頭で集まったこのメンツには、リーの『FRIENDSHIP』がほとんどそのまま(ガッド抜きだけど)含まれちゃうもんね。リーにとっては、旧友のドンを呼べば自分のDVDがこの『THE HANG』二番煎じと思われるかも知れないし、パティやフィルを歌わせても同様の気持ちをリスナーに持たれかねない。リーの作品を見て、どうして彼らを呼ばなかったのかなぁ、って思ってたけどこれで納得できた気がする。

 懐かしい1980年のJVCでのアルバム『DON GRUSIN』で冒頭を飾っていた、エイブ・ラボリエルのベースがなんとも格好良かった“Number Eight”がjazzyなF“Number 8”にリメイクされていたり、エチュード風のユニゾンが強烈で、なおかつキャッチーなメロディーが耳に残るJ“CAT WALK”、デイブとのピアノ2台によるデュオK“Road Town”、本作で唯一演奏されたドン以外のペンなる貞夫さんのH“THE CHASER”(ネルソン、アーニーとの3管!)など聴き所見所は満載。ただし、全編アンサンブルに演奏の重点が置かれているようで、フリーにソロを回すようなセッション的場面が少ない。因って1曲1曲の演奏時間もこの手のライブモノとしてはかなり短めの3〜4分台で終わってしまう曲が多いのがなんとも残念。まさかこういうライブ盤までスムース・ジャズのフォーマットを意識させられてるワケではないだろうな・・・。

 そんな中でも90年にデイブ・グルーシンがプロデュースしたパティ・オースチンのアルバム『LOVE IS GONNA GETCHA』から、AOR的隠れた名曲C“Wait For Me”とソウルフル&パワフルなパティを堪能出来るL“Ooh-Whee(The Carnival)”の2曲、フィル・ペリーのソロデビュー・アルバム『The Heart Of The Man』から美しきバラッドG“Woman”の熱唱が映像で楽しめるのが、何とも僕には嬉しかった。パティは明るい人柄と陽気なパフォーマンスで場を和ませてくれる。控え室での短いシーンがなんとも楽しいこと!。そしてフィル・ペリーの歌声は、さっと登場して来てあっという間に聴衆の耳とハートをさらって行ってしまうのが、いつもながらにニクいところだ。観客どころか演奏者さえ同時に気持ちよくさせているみたい。フィルに対する拍手の多さが自分のことのように嬉しい(笑)。これはホント、フュージョン系のボーカル・ファンには堪えられない映像だと思うなぁ。

 ドンの書く歌モノは、決して数は多くないのだが、昔からどうも僕の心に引っ掛かるのだ。3曲とも多くの人に知られた曲ではないが、聴けば納得の佳曲なので是非チェックしてみて欲しい。さすがにアメリカでの知名度が低いからだろう、『10K-LA』に収められていたケイト・マーコワイツの歌う“ONE MORE SOLDIER”(ケイトの声大好き!)は聴かせて貰えなかったし、エリック・タッグの“JULIE ANN”だって是非ともライブ映像で見たいところだが、それは日本企画ならともかく、ね(苦笑)。


 それにしてもこの作品が全く黙殺されるくらいに、日本ではほんとにこの手の音楽が売れなくなっちゃてるんだねぇ・・。僕はjazzlifeとADLIBの読者であるのだけど、この作品のリリース記事には気が付かなかったよ。だいいち情報が載せられていたのかどうかも分からない。実際ここ数ヶ月のバックナンバーをパラパラと見直した限りでは記事は見つけられなかったし・・・。GRP華やかなりし頃が懐かしいなぁ。いや、それどころかJVCダイレクト・カッティングの時代は、アメリカ本国でリリースされない日本発信のレベルの高いフュージョン作品が幾つも有ったのにねぇ。この手の音楽を愛する者としては全く以て淋しい限りだよ、ほんとに。

 ただ、このドンの『THE HANG』に関しては明るい話題も有る。なんと47thグラミーの「Best Contemporary Jazz Album」にFourplayらとともにノミネートされているのだ。ずっと裏方畑で頑張ってきたドンに、是非とも嬉しい知らせが届けられるといいな。そうすればきっと日本でもリリースして貰えるよね、このDVDも。


第47回グラミー・ノミネート 参考 : http://www.grammy.com/awards/grammy/47noms.aspx#10
Hang
Hang [DVD] [Import]

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