jazzっぽいの、好き?

アクセスカウンタ

zoom RSS ティル・ブレナー / THAT SUMMER

<<   作成日時 : 2004/12/31 16:33   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

画像
−2004年のお気に入りB−


 今年いちばん聴いたCDがこれ。
いつでもどこでも聴いた途端にセンチメンタル・ムードにどっぷりと浸れます(笑)。


Till Bronner's official web site : http://www.till-broenner.de/

【 Jazz / Adult Contemporary 】
Till Bronner / 『THAT SUMMER』

 2000年作の『CHATTIN' WITH CHET』ですっかり彼のセンスと歌声に惚れ込んでいた僕にとって、この作品は待望のボーカルアルバム。それも1曲目の“Your Way to Say Goodbye”からそのまま全編に連なるボサノヴァ・フィールに溢れたアコースティック路線。

 前作『Blue Eyed Soul』は、そのタイトルからすると如何にもAOR的な歌モノが多く収録されているように連想させられたのですが、実際にはビリー・ジョエルの“Just The Way You Are”をミュート・トランペットでカバーする程度で、サンプリングや打ち込み、ターンテーブルを多用したJazz Hip Hop的かつ、ややアンビエントなインスト中心の作品だったのです。ですから、今作のこの方向性はとても嬉しいものでした。



 彼の歌い方がマイケル・フランクスに近いのはAORファンならば、誰もが気が付くところだと思うのですが、この『THAT SUMMER』でティルが全編にわたりボサノヴァを歌い奏でることにより、いっそうマイケルの音楽を近いものに感じさせます。

 そう、そして日本のレコード会社のスタッフにも僕と同じように思っていた同好の士?がいらっしゃったようなんです。ティルに日本向けのボーナストラックとして、なんとマイケル・フランクスの人気レパートリーで1977年作の『SLEEPING GYPSY』に収録のE“ANTONIO'S SONG”をおねだりしてくれちゃったんですねえ。あまりにベタでストレート(笑)。嬉しくて頬が緩んでしまいましたよ、これには。

 マイケルのバージョンは、後にGRPレコード社長にまで昇りつめるトミー・リプーマがプロデュース。ストリングスがムーディに流れる中、ジョー・サンプル(p)、ウィルトン・フルダー(B)、ラリー・カールトン(G)のクルセイダーズ勢がバックを固め、デイビッド・サンボーンが「泣きのアルト」でソロを取るという豪華布陣で、リアルタイム派のAORファンからフェイバリットに挙げられることも多いナンバー。クレジットにあるように、アントニオはそう、あのアントニオ・カルロス・ジョビンのこと。マイケルが彼に捧げて作った曲なのです。

 ティルのバージョンも負けじとストリングスをふんだんに用い、基本サウンドはマイケルのそれを踏襲。その上で囁くように歌いつつ、サンプルとサンボーンが取っていたソロパートをフリューゲルホーンでメランコリーに聴かせます。ティル本人も、やってみたらこの曲が今作のテーマにピッタリだと思ったそうで、めでたく日本向けボーナス・トラックから通常収録に格上げ変更されております。



 そして僕の今作でのフェイバリット。何度も何度も繰り返し聴いたH“So Right, So Wrong”はアコースティックな味付けのAOR風バラッド。因みにライブを観に行った人は、ティルの「恋人との関係が終わって1週間経ったときの気持ち」・・・って、やけに具体的な解説つき(笑)でみんな一緒にコーラスパート歌わされてます。
#そのせいで内容は哀しい歌だけど、思い出としては楽しかったりして(^^)。

 電話をかけたい、でもかけられない。彼女とやりなおしたい、でもうまく行くわけがない。
また同じことの繰り返しだとわかっているから・・・。揺れる気持ちが哀しいんだなぁ(しみじみ)。
 
 正しいんだよ でも間違ってる
 僕はまた君に電話をかけようとしている
 でも、それでなんて話せばいいんだい?
 弱いけれど、強い
 また自分を見失っている
 こんなふうに想う自分を、どうにもできないんだ
 正しいんだよ でも間違ってる


 この曲に続くI“Wishing Well”とフリューゲルホーンでのインストJ“Rising Star”の3曲の流れが、あまりにも甘くせつなく美しい。続く日本向けボーナス曲でBeatlesのカバー、“Eleanor Rigby”でミュートされたトランペットにより幻想的に彼の夏は遠ざかってゆくのです。



 こんな雪積もる静かな大晦日に、過ぎ去った「あの夏」を思い出しながら、彼の甘い歌とトランペットに浸るのもなかなかオツなもんですよね。

 あ、そうそう、セサミストリートのカエルのカーミットの歌うAの“Bein Green”もお忘れなきように。
お子ちゃまの情操教育にはピッタリでございますから(笑)。



※カエルのカーミットのエピソードを含む、ティル・ブレナーのmotion blue yokohamaでのライブ感想ブログ 「穏やかなハンサムガイは赤ワインの味わい 」はこちらから。
ザット・サマー
ザット・サマー

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ティル・ブレナー / 穏やかなハンサムガイは赤ワインの味わい
 11月6日、Motion Blue YOKOHAMAで観たティル・ブレナーのライブは、心地好い音楽に因って心が解きほぐされてゆく、まさに「Mellow」なひと時だった。声も、トランペットとフリューゲルホーンの音色も、演奏される作品も、そして容姿も、彼の全てが柔らかで甘い。 ...続きを見る
jazzっぽいの、好き?@WebryBl...
2005/01/13 13:39

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ティル・ブレナー / THAT SUMMER jazzっぽいの、好き?/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる